Valkyrie SpearのKENZOです。
今回はエフェクター自作等で困った時に役立つツールを紹介していきます。
今後、便利なものを見つけ次第、このページを随時更新していきますのでブックマークでもして下さいませ。
■エフェクター製作のための基本工具
1. ピンセット : Engineer – PTZ-61
2. ニッパー : Engineer – NS-06
3. ソケットレンチ
4. テーパーシートドリル(応用・・・電動ドリルに取り付けた穴あけ)
5. はんだごて、糸はんだ、こて先
(テスターは一般的な安価なものでも使えるかと思います)



1. ピンセット

ピンセットはバリエーションがとても多いのでとても迷うかと思いますが、小型の電子部品や細いワイヤーを扱う場合はいかに細かいものまでしっかりと挟めて掴みやすいかが重要かと思います。
要するに「先端形状が細く鋭いこと」と「軽量であること」かと思っています。
個人の好みはありますが私は目安として先端形状が0.2mm程度で先が鋭いタイプの方が小さな部品や細いワイヤーでも掴みやすいと感じています。
それもあってEngineerというブランドのPTZ-61がおすすめです。

そして何よりびっくりするのが価格です。質が良くしっかりしてるのに1000円ほどで買えるのです。
あと地味に重要なのが軽さです。長時間の作業で疲れないこともやる気やモチベーションを左右するのでとても重要かと思います。
▼ピンセット : Engineer – PTZ-61
Amazon : https://amzn.to/4lyIsJV
2. ニッパー

ニッパーもピンセットと似た考えです。今回は主に細めのスズメッキ線や被覆で絶縁された電線などのワイヤーカットに使う想定しています。
細い線を正確な位置で絶妙な力加減を伝えながら切断するためには「先端が細め」、「小型で軽量」、「握りやすい」が重要と考えられます。
特にエフェクター自作の作業では細かい作業が多いので先端が細めで軽いことがとても重要かと思います。
それを考慮するとEngineerのNS-06という型番が初心者からベテランまで幅広く使えるかと思います。そして価格に安価で1700円前後となります。

▼ニッパー : Engineer – NS-06
Amazon : https://amzn.to/3NsqWtX
3. ソケットレンチ

これは特にエフェクターを作る方にはマストアイテムと思うツールです。
エフェクターのケースにコネクターやスイッチ部品などを取り付ける際にナットを絞める必要がありますが、よく見かける持ち手の長いスパナやレンチを使うと部品から持ち手が離れているので滑ってケースを傷つけてしまうことが多いです。またはケース側に丸い跡がついて悲しくなってしまうことも多いのではないでしょうか。
そんなときにSWR-1800のような持ち手の短いソケットレンチを使うと画像のようにナットに対して近距離でダイレクトに力が入れられるので失敗しにくくなります。
ちなみにこのツールはあのフェルナンデスが出しているので機材との相性として信頼がおけます。
あと、このソケットは3つセットですがエフェクター部品に必要な穴径がほぼ揃ってますのでかなり便利です。
8mm/10mm用 : ボリュームポットなど
11mm/12mm用 : DCジャックなど
13mm/14mm用 : フォーンコネクタやフットスイッチなど
これを使えば自作完成間近で失敗することもほぼなくなるはずなのでぜひ試してみてください。

▼ソケットレンチ : FERNANDES – SWR-1800
追記:現在、FERNANDES製は品切れが続くため以下の製品が類似形状で代替品として使えます。
HOZAN : W-27 (全3サイズ)
Amazon : https://amzn.to/40CGUVs

4. テーパーシートドリル

最後にテーパシートドリルです。これは自作でケースの穴を拡張させるときにとても便利です。これを電動ドリルに取り付けることで劇的に疲労が減り、効率が上がります。
▼テーパーシートドリル(φ3〜14mm)
Amazon : https://amzn.asia/d/0ffShe8s
穴の拡張を自分でやろうと思った場合、ケースに小さい穴を開けたあとにその穴にリーマと言う工具を差し込んでグリグリと手で回して少しずつ穴を拡張していきますが、これが非常に過酷で疲弊する作業で途中で泣きたくなった経験があるのではないでしょうか?
そんなときに画像のようにこのテーパーシートドリルと電動ドリルを組み合わせて、一発回してみて下さい。φ10mm超えのフットスイッチサイズの穴まで数秒で拡張できます。これまで30分以上の作業が10分で終わるはず。今までの苦労はどこへ?という感じです。※ボール盤を購入できる方はそれがベストです。
写真では以下リョービの電動ドリルを使ってます(現・京セラ品)
Amazon : https://amzn.asia/d/0fjeh0OQ

また、もう少し手軽に小さい径の穴をあけたいということであれば、オフィシャルの推奨ではありませんが、VESSELの小型電動ドライバーにドリルビットを接続するのがおすすめです。

▼VESSEL – 220USBC
Amazon : https://amzn.asia/d/07Z4RQSL
5. はんだごて、糸はんだ、こて先
・はんだごて HAKKO FX-600
(400℃程度にダイヤルで設定)
Amazon : https://amzn.to/4uDuURt

・こて先 HAKKO T18-CF15(T18-CF20)
Amazon : https://amzn.to/4uBe4mg

・糸はんだ HOZAN HS-342 0.6mm
Amazon : https://amzn.asia/d/0bcMvKtj

以下、上手く仕上げるためのポイントと解説
- コテ先は好みもありますがまずはCF型(C型)がおすすめです。サイズはφ1.5〜2.0mmあたり。円柱斜めカットのタイプは接触面積が広く、熱容量も高いため、安定した作業がしやすくなります。
また、先端の温度を保つため作業時は常にクリーニングして酸化させずに光沢を保ってください。酸化していると上手く熱が伝わりませんので失敗します。 - はんだごてFX-600は安価な温度調整タイプ。約400℃と通常よりもやや高めに設定(コテ先によって変える)。そのうえでC型のこて先と組み合わせて素早く作業することで光沢感のある仕上がりになります。逆に作業が遅すぎるとフラックスがなくなって”いもはんだ”のような不良になるので要注意です。
- 糸はんだは、部品がそこまで小型でなければ、細すぎず太すぎない0.6mmが扱いやすく、流し込みもしやすい印象です。
上記の通り、3点の組み合わせでの温度管理と作業スピードが重要で、それが行いやすい組み合わせです。慣れてきたら自分好みの最適な環境を構築していくのも面白いと思います。以下の動画で実際の製作を行いながら紹介しています。
■工具 応用編
・なまって外せなくなったネジを救出
サイズの違うドライバーでガリっとやってバカネジにしてしまったことは誰しもが経験するはず。
諦めてしまった方もたくさんいるのでは?
そのような時は動画の通り、ネジ頭の十字が完全になくなってしまったとしてもネジモグラというツールを使うと簡単にバカネジを外すことができます。標準のビットサイズなので私は小型の電動ドライバーに取り付けて使っています。
▼動画

▼リンク
Amazon – ネジモグラ
・抵抗やコンデンサなどの電子部品が壊れているかを挿すだけで簡易チェック!
基板がうまく動作しない、そんな時にLCR-TC1を使えばテスターを使わずにして電子部品を差し込むだけで部品が壊れているか、または定数や容量を簡易にチェックできます。
なにより価格が安い。¥3000程度。精度の要求が高いところにはきちんとしたテスターを使うべきですが簡易チェックであればこの機器でも十分かと思います。
そもそも一般的なテスターでも容量が測れないものが多いのでその時点で素晴らしい。そしてこのLCR-TC1は25pF〜100mFまでの広い範囲のコンデンサ容量が測定できるのでとても使いやすいと思います。
また、トランジスタのhFE やダイオードの電圧、コイルのインダクタなどにも対応していて幅広い使い方ができます。



▼リンク
Amazon – Treedix : LCR-TC1
・簡単に撚り線ケーブルを自作できる方法
エフェクターの電源用によく使われる撚り線ケーブル(ツイストペアケーブル)は実は電動ドライバーを使うと簡単に作ることができます。
そして電動ドライバーも数千円で手に入る時代になっているんです。
やり方は以下の動画を参考ください。
▼動画
https://player.vimeo.com/video/823018546
動画の通り、電動ドライバーに2本の線を貼り付けてクルクル回すだけで誰でも綺麗な撚り線が作れます。ぜひこの方法でノイズののりにくい電源ケーブルを自作してみてください。
▼リンク : Amazon – VESSEL : 電動ドライバー 220USB-1
・基板を簡単にクリーニングする方法
はんだ付けした後の基板のクリーニングにはこのペンタイプのフラックスリムーバーがとてもとてもとても便利。
HOZAN : Z-293-P
小さな基板の細かいところまでほんと綺麗になります。

▼リンク : Amazon – ペンタイプのフラックスクリーニング剤 Z-293-P
・周囲を傷つけにくい樹脂タイプのラジオペンチ

ペンチを使用していてケースなどの外観部品を傷つけてしまったことはありませんか?
慎重に行わない場所では先端が樹脂になっているノンスクラッチラジオペンチがおすすめです。
先端が樹脂なので硬いものを何度も掴むと徐々に凹んできますが先端部分だけ交換できるのでとても便利です。

私が使っているのはあのプラモデルのタミヤさんから出ている製品です。
▼ タミヤ – 74065
Amazon : https://amzn.to/3Kw1S0k
以上。
また随時、更新していきますのでチェックお願い致します。
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