Valkyrie Spear KENZOです。ご報告が遅くなりましたが、今年も5月に行われたサウンドメッセ in Osakaへ出展しました。遅くなりましたが、当日来場できなかった方のためにもブースの様子をご報告させて頂きます。
今回は大阪が拠点となる3ブランドでシェアブースとさせて頂きました。
前回に続きPeace Hill FXさん、そして今回初めてJYUGEHM STOMPSさんとご一緒させて頂きました。

まず、今年は試奏用のエフェクターボードの製作に力を入れました。新作の「Violence Booster MK-X 純音大吟響 Special Edition」を含む全ラインナップを切り替えながら試奏できること。そして、ギターとベースのどちらでも気持ちよく試奏していただけること。この2つを自分へのハードルとして掲げて取り組みました。こちらがブースの様子です。

ここで少し細かな話になりますが、うちのバッファーシリーズは音への影響を最小限に抑えるため、あえてバイパス用のフットスイッチを搭載していません。そのため、ペダルのON/OFFを切り替えて音の違いを比較することが難しく、試奏もしづらいという課題がありました。
そこで、この日のために製作したのが、手作りの5chスイッチャーです!


Valkyrie Spearの各ペダルをスイッチャーで切り替えながら、音の違いを簡単に聴き比べられるように仕上げました。
さらに、このスイッチャーを使うメリットがもうひとつあります。
仮にスイッチャーを使わず、ペダルをすべて直列につないで試奏すると、うちのペダルは基本的にすべてトゥルーバイパスではあるものの、特にベースでは「最前段と最後段で、そもそもバイパス音が変わってしまうのでは?」と気になる方もいらっしゃると思います。
このスイッチャーなら、その点を気にせず、各ペダルのキャラクターをよりフラットな条件で比較していただけるので、安心して試奏していただけると思います。
そして、会場のルール上、アンプを鳴らすことができないため、試奏はヘッドホンで行いました。
だからこそ、出力側にもこだわりました。アンプシミュレーター/キャビネットシミュレーターには、ギター用にSimplifier X、ベース用にDarkglass B7K ULTRAをそれぞれ用意。ヘッドホンでの試奏でも、実際にアンプを鳴らしているような自然で心地よいサウンドで試していただける環境を目指しました。

特にSimplifier XはAchとBchの2チャンネルを切り替えられるため、AchはMarshall系、BchはFender系のサウンドに設定し、お好みに合わせて選べるようにしました。

また、試奏用の楽器については、クロサワ楽器店 G-CLUB UMEDAさんにご協力いただきました。
今回は、Violence Booster MK-X 純音大吟響 Special Editionの抽選販売をクロサワ楽器さんのブースで実施するご縁もあり、Valkyrie Spearブースでは、クロサワ楽器店様お取り扱いのギターとベースをそれぞれ1本ずつお借りして、試奏機として使用させていただきました。
お借りしたベースはFender – Jazz Bass、ギターはBlack Smoker – SIGMA SSHという豪華さ。

最高の音でご来場者様が試奏頂くことができました。クロサワ楽器店G-CLUB UMEDA様、改めてありがとうございました。
そして今回は、3ブランド合同出展ということで、3ブランドのペダルを組み合わせたスペシャル試奏ボードも用意しました。
ブースター × 歪み × プリアンプ
それぞれのブランドが得意とするカテゴリーを組み合わせた、今回ならではの特別な試奏ボードです。
並べたペダルはこちらです。
- Valkyrie Spear – Violence Booster MK-X 純音大吟響
- JYUGEHM STOMPS – Par Amour
- Peace Hill FX – ODS TUBE PREAMP

これで準備万端ということで初日が始まりました。
会場では、Violence Booster MK-X 純音大吟響 Special Editionを中心に販売も行いました。
十分な数量をご用意していたつもりでしたが、朝一番から多くの方にお求めいただき、1日目にご用意した分はすぐに完売となりました。
ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました。


中盤には、会場でデモ演奏をされていたSuspended 4thのフクダヒロムさんとも久しぶりにお会いすることができ、試奏ボードをお試しいただきました。
そのときの様子がこちらです。
環境が同じでも弾く人が変わるとこんな音が鳴るのかとテンション上がるほどでしたが、良い音がなってました。
面白いのが、むうさんが帰られた後の状態でそのまま弾くと、やはりむうさんっぽい音になるんですよね。面白いです。ということで、そのときのつまみの位置が分かる写真も載せておきます。あくまで参考程度ですが、ぜひご覧ください。

その後、ヨメトオレのMarcoさんも遊びに来てくださいまして、3ブランドのコラボボードを楽しんで頂けたようでした。その映像はこちら。
午後となりまして、一つサプライズをしました。
新作発表です。プロトモデルも持ち込んでました。

Violence Buffer Ex 純音大吟響 ~Fat Tone Edition~です。低音に特化したこの特別なモデル。特にアタックの部分を追究しています。詳細はまだ秘密で、音も最終Fixできていませんが、ひょっこりと試奏ボードの近くに置いておりました。

こちらは完成にはもう少し検討が必要で、発売日などはまた改めてお知らせさせて頂きます。
ありがたいことに、試奏される方がほとんど途切れることなく、1日目もあっという間に終了しました。
久しぶりに朝から夕方までほぼ一日中説明をしていたので、終わる頃には猛烈な疲労感でした。

あと、1日目の午後には、試奏ボードのスイッチャーで1chだけ音が出なくなるトラブルもありました。
明日の朝一でこのポートを修理しなければ……
そんなことを考えながら、1日目を終えました。
そして、2日目。早速、自宅からはんだごてと工具を持参して、スイッチャーをパカっと開けて、修理しました。ハンダのつき具合があまかったようで補修しました。よし、これで問題なし。ばっちりです。
そして、入場となりました。この日もまた想定外に午前中で販売分は全て完売となりました。現地で買えなかった方々には本当に申し訳ありませんでした。

2日目はex-NUMBER GIRL ベーシスト中尾憲太郎さんが遊びに来てくれました。その映像はこちら。
更に歪ませてみると、あっという間に中尾憲太郎さんの音になりました。
今回、この試奏のタイミングでEarthQuaker Devicesから新たにリリースされた中尾憲太郎さんのシグネイチャー・プリアンプ“Scrolls”を組み込んで試奏頂きました。Valkyrie Spearのペダルは音の補正として、Scrollsにも出てこない音のニュアンスが出てくるとコメント頂きました。
そしてここから面白いのが、こちらの動画。まずはご覧あれ。
どうでしょうか。先ほどと何が違うかと言いますと、Violence Booster MK-X純音大吟響のゲインつまみを最大まで上げ、ブースター側で音が電源電圧9Vでサチるところまで追い込んだうえで、後段のScrolls側のプリアンプで歪みと組み合わせるという使い方を実験されているのです。これはペダル単体ではそれぞれ得られない、独特の歪み感を鳴らすことができます。まさに中尾憲太郎さん流のブースターの使いこなしでした。
そして最後にこの動画ではそれぞれブースター側の内部ゲインSWをLowからHighに切り替えて試してます。この純音大吟響のゲインSWはゲインだけでなく、音作り自体も変えています。
中尾さん、お忙しい中ありがとうございました。
二日目も終盤となり、振り返ると2日間とも試奏される方がほぼ途切れず、常に試奏ボードをフル活用することができました。準備してよかったです。
前回と比べると、今回はギタリストを上回るほど多くのベーシストの方々にお越しいただきました。
たくさんの方にValkyrie Spearを知っていただくことができ、本当に嬉しく思います。
毎度ですが、最後に撤収しているとなんだか寂しい気持ちになります。
また、来年も出展できればと思いますので引き続きよろしくお願い致します。
ではまた。


[お知らせ]
7/13発売 ギターマガジン8月号「世界に誇る国産の“音づくり” にっぽんのペダル・ビルダーに会いにいく」にてValkyrie Spear の掲載あり

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